藤井七段 史上最年少タイトル挑戦に望みつないだ 棋聖戦2次予選準決勝

 将棋の高校生プロ、藤井聡太七段(17)が10日、大阪市の関西将棋会館で指された第91期棋聖戦2次予選準決勝で、北浜健介八段(43)に130手で勝利。史上最年少でのタイトル挑戦に望みをつないだ。澤田真吾六段(28)との2次予選決勝で勝利すれば、16人の棋士が参加する決勝トーナメント進出が決定。渡辺明棋聖(35)への挑戦には、残り5連勝が必要となる。

 この日は序盤で「少し誤算があった」としながらも、中盤で優位に立つと、余裕を持って押し切った。11月19日の大阪王将杯王将戦挑戦者決定リーグ最終局では広瀬章人八段(32)に敗退しており、この棋聖戦が記録更新の最後のチャンス。1989年の第55期棋聖戦で屋敷伸之九段(47)が記録した17歳10カ月の更新を狙う。

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