天海祐希 19年ぶり単独主演映画 デキる女から普通の主婦へ 老後資金問題テーマ

 女優の天海祐希(52)が映画「老後の資金がありません!」(来年9月18日公開)に主演することが26日、分かった。映画の単独主演は「狗神」(2001年)以来19年ぶり。ドラマ「女王の教室」(05年)の鬼教師役や「BOSS」(09、11年)の女性警部役などでデキる強い女を体現してきた天海が、周囲に振り回される至って普通の主婦を熱演。老後の資金問題という現代的なテーマで、新境地を開拓する。

 人生100年時代、避けては通れない老後資金問題に悲鳴を上げる民の声を代弁すべく、天海が立ち上がる。

 原作は垣谷美雨氏による26万部突破の同名小説。子育てが一段落した主婦・後藤篤子(天海)が、子供の結婚、親の介護、葬式と、老後の資金問題に四苦八苦しながらも、幸せな老後をつかむために奮闘する姿を描く。

 今年6月、金融庁は年金の他に「老後には夫婦で2000万円が必要」と発表し、大きな反響を呼んだ。誰もがいつかは直面する問題がテーマとあって、天海は「とてもタイムリーな作品。老後の問題を先に知っていただいて、将来に備えていただけたらいいな」と“人生の教材”となることを期待している。

 もっとも、自身の老後について天海は「計画なんてほぼ立ててない」とキッパリ。将来への不安もあるというが“人生は計画通りにいかない”というスタンスで、「独り者で特に趣味もない。老後の資金は自分が生きていける分だけあればいいかな」と、質素な一面を明かした。

 深刻な問題をコミカルに表現しなければならない難役だが、原作を読んだプロデューサーの岡田有正氏が「日本を代表する国民的スターの天海さんなら、美しくコミカルに体現できる」とオファー。メガホンを取るのは大泉洋主演の映画「こんな夜更けにバナナかよ 感動の実話」(18年)の前田哲監督。映画は10月20日にクランクインしており、27日にクランクアップを迎える。

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