浅田美代子「エリカ38」で審査員特別賞「樹木希林さんにも大感謝です」

 故・樹木希林さんが生前に企画した映画「エリカ38」が。英国・ロンドンで行われた「ロンドン・イーストアジア映画祭2019」に出品され、主演の浅田美代子が審査員特別賞を受賞したことが18日、分かった。

 同映画は、浅田の45年ぶりの主演作。18年に亡くなった樹木希林さんが「浅田美代子の代表作を作りたい」と、最初で最後の企画を起こし、樹木さんも浅田の母親役で出演した。浅田は60才を過ぎても色香で男たちを惑わせ、自ら「38才」と名乗って外国で逮捕された女性を演じている。

 「ロンドン・イーストアジア映画祭」は15年に設立された新しいアジア映画祭。今年はアジアの11の国と地域から60本近い作品が上映された。コンペティション部門では、より新しい監督の作品にフォーカスされ10作品がノミネートされた。日本人女優が審査員特別賞を受賞するのは初めて。

 浅田は「このような賞を海外からいただけるなんて光栄です。自分を支えてくださったスタッフ、キャストの皆様に感謝しております。そして、樹木希林さんにも大感謝です」とのコメントを発表した。

 

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