中山仁さん死去 「サインはV」ヒロイン岡田可愛「プライベートでも『監督』」 だった

 岡田可愛
 中山仁さん
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 大ヒットしたスポ根ドラマ「サインはV」の鬼コーチ・牧圭介役で知られた二枚目俳優の中山仁(なかやま・じん、本名中山仁平=なかやま・じんぺい)さんが10月12日午後5時25分、肺腺がんのため東京都内の自宅で死去していたことが11日、所属事務所から発表された。77歳。東京都出身。故人の遺志で葬儀、お別れ会は行わず、公表も控えていたが、亡くなって1カ月たったこの日、遺族と相談の上で報告するに至ったという。

 「サインはV」のヒロイン・朝丘ユミを演じた女優の岡田可愛(71)は11日、本紙の電話取材に「仁さん、亡くなられたんですか!?」と、衝撃を隠せなかった。

 当時の中山さんは「女性の中の唯一の男性で、私たちは年下なので、プライベートでも『監督』って一目置く感じ。当時のかっこいい憧れの男性」だった。撮影では「思い切りボールを投げてくる鬼監督」で、「私たちは『私は女優よ。もうちょっと手加減して』と言いたくなるくらい」と厳しかったが、素顔は「ドラマの中では怖かったけど怖くない。とても優しくてユーモアのある、冗談話も好きで、気さくな方」だったという。

 「サインはV」の同窓会は何度か開かれたが、ジュン・サンダース役の范文雀さんが2002年に死去して自然消滅。最後に中山さんに会ったのは「10年近く前、世田谷区に住んでいた頃、用賀のコーヒーショップで」。「コーヒーがお好き」だった中山さんと「お元気?」と話したのが、永遠の別れになってしまったという。

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