文枝、悲しみの中でNGK出番終了「明日…」と一言 9日に48歳愛弟子が急逝

 落語家の桂文枝(76)が11日、大阪・なんばグランド花月に出演した。弟子・桂三金さん(48)が9日に急逝し、悲しみをこらえての舞台だった。

 2度の高座を終えた文枝は、楽屋入り同様、帰り際も報道陣に一礼。「師匠、一言お願いできますか」と問われると、車の窓を開けて「明日…」とだけ話した。12日に大阪市内で三金さんの通夜、13日に告別式が営まれる。

 憔悴した様子だった文枝はNGK入りした午前11時以降、三金さんへの思いを込めたブログを立て続けに3本アップした。1本目は倒れてからの経緯を説明。2本目は「想い出が頭から離れない」というタイトルで、生前の三金さんとの毎日をつづった。

 文枝は「何をするにもそばに三金がいた。ハワイアンバンドを結成した。(中略)何事にも熱心だった。とにかくいやですとか、出来ませんとか一切言わない男だった」と故人の人間性を絶賛。

 「彼がこれからもずっといないと思うと想像できない。なんで三金に神様がターゲットを絞ったのか。なぜ大事な弟子を奪ったのかわからない。それもたった1日で。どれだけみんな泣いたか。世の中非情である。せめて三金という面白い噺家がいたことを忘れないで欲しい。お願いします」と思いを記した。

 3本目は「とにかく肉が好きだった」というタイトルで、身長168センチながら体重100キロ超だった三金さんの突き出たおなかの画像を添えた。

 「肉を食べに行くと必ず写真を撮っていた。実にガツガツせず、品良くたくさん食べた。ちょっと前にも焼肉に連れて行ったら、知らない間に山ほど食べていた。胃袋に入った姿を写真に撮った。帰り道、『いま君の腹の具合はどれくらいや?』『8割くらいですか』これには驚いた」と大食漢ぶりを明かした。

 文枝は「あんまり太らんほうがええでっていうと、最近6キロほどやせたとか言ってたけど」と回想。「彼との思い出は尽きない。そうそう、アイドル好きで、スピード(SPEED)のコンサートに無理やり連れていかれた。どうしていなくなったのかなぁ?」と明るく多趣味な弟子の早逝を悔やんだ。

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