佐野史郎 「ガキ使」SP収録中に腰骨折 「放送を願って」も日テレ「検討中」
俳優・佐野史郎(64)が、「絶対に笑ってはいけない24時」として知られる、大みそか恒例の日本テレビ系特番「ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル」(仮題)の収録中に、腰を骨折するけがを負っていたことが7日、分かった。同局によると、佐野は6日午後8時頃、茨城県内で行われていたロケに参加。液体窒素入りのペットボトルが破裂する力で、体を空中に数センチ浮かせる企画だった。佐野はペットボトルを中に入れた、大きなドラム缶のふたの上であぐらをかいて、破裂に備えていた。ドラム缶から転落することはなかったが、破裂の衝撃で腰を痛めたとみられる。
痛みを訴えた佐野は病院へ直行し、「第三腰椎骨折」の診断を受けて、入院した。手術の必要はないが、2週間の安静が必要で、全治2カ月の見込み。仕事に関しては、医師の指導の下、回復具合を見て順次対応していくという。
手負いの佐野は、「大変ご迷惑をおかけいたしました。番組放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております」と番組テーマ“笑ってはいけない”に絡めてコメント。芸人よろしく体を張った結果、思わぬ悲劇に見舞われたが、「人間万事塞翁が馬。今回のことを糧に、より精進して参りたいと存じます」と前を向いた。
同局も謝罪コメントを発表。「佐野さんの当該部分につきましては放送を検討中です」と説明した。