歌舞伎俳優・尾上菊之助（４２）が１２日、ＴＢＳ系「サワコの朝」に出演し、２０１３年に妻・瓔子（ようこ）さんと結婚した時のことを振り返った。

　５歳年下の瓔子さんは歌舞伎俳優・中村吉右衛門の末娘だったため「彼女も（劇場の）楽屋に結構、来ていたし、知らない顔じゃなかった」と、かねて知り合いだったという。「食事を重ねていくうちになんか、この人いいかなと思って、思い切って許しを請いに行きました。吉右衛門さんに『娘さんをください』って」と回顧。その時の吉右衛門の様子を「椅子から落ちそうになっていました」と明かした。

　自身の両親に結婚を打ち明けた時も「フランス人が来るよりビックリしていました」と、姉で女優の寺島しのぶとフランス人アートディレクター、ローラン・グナシアさんの結婚を引き合いに出してＭＣ・阿川佐和子を笑わせた。父・菊五郎の様子について「まさか吉右衛門さんの娘をもらうとは思ってなかったんでしょうね。（交際を）あまり言ってなかったんです」と話した。

　結婚６年となった今、歌舞伎役者の妻は大変だと力説し「うちの母（女優・富司純子）が大変でしたから。父が豪快な遊びをしますし。自分はそうなるまいと思っていたけど、そうなりつつあるかな」と苦笑いしていた。