教員いじめ問題 東須磨小校長は隠ぺいの意図否定
神戸市須磨区の市立東須磨小学校の20代教員が、同僚の先輩教員4人から目に激辛カレーをこすりつけられるなどのいじめを受けた問題で、同校の仁王美貴(におう・みき)校長が9日、神戸市役所で会見を開いた。
仁王校長は「教員間のハラスメント事案について、児童や保護者、関係者の皆様に多大なご迷惑や心配をおかけしましたことをお詫び致します。大変、申し訳ございませんでした」と騒動を謝罪した。
同小は6月にいじめを把握しながらも、7月の市教委への報告では「解決した」としていた。仁王校長は「隠ぺいは一切ありません。隠していくという気持ちはありません。ただ、内容を伝えられなかったのが、被害教員が学校に来れなくなった原因だと思っている」と説明した。
会見で仁王校長は、新たないじめとして、女性教員が児童に「反抗しまくって(被害教員の)クラスをつぶしたれ」などとあおるよう指示したり「誰やねんそんなヤツ知らんで」などと無視するよう呼びかけていたことを明かした。