上方落語協会の笑福亭仁智会長（６７）が２５日、大阪市内で会見し、１月まで行われた「新進落語家競演会」に代わる新たなコンクールとして、「島之内若手落語家チャンピオンシップ」（１２月２８日、大阪・錢屋ホール）の開催を発表した。

　２００８年１月以降に入門した上方協会所属の落語家に入門順に参加を打診し、承諾した笑福亭呂好、露の眞（３２）、桂三河（３３）、桂治門（３７）、露の紫（４５）、桂和歌ぽん（２８）、林家愛染（３２）、桂三語（３４）の８人が参加。持ち時間１人１０分で優勝賞金３万円を懸けて対決する。

　この日の会見には三河、露の紫、和歌ぽんが出席。仁智会長は「力の限り、正々堂々と、セクシーに。環境もだが、噺（はなし）家にもセクシーさが大切。競ったら盛り上がる」と小泉進次郎環境大臣（３８）ばりのゲキを飛ばした。

　三河は「１１年目だが、何の肩書きもなく、プロフィルには公文式をやってて計算が早いと書いている。落語に関することを書きたい」と優勝を誓った。

　また、格安の賞金を獲得した場合の使い道を聞かれ、三河と和歌ぽんは「家賃に」とし、紫は「一門でご飯を食べたい」とした。