元宝塚トップスター北翔海莉 男役に「違和感はない。男役、女役にとらわれず」

 元宝塚歌劇団星組トップスターで、女優の北翔海莉(年齢非公表)が24日、大阪市内で開かれた音楽劇「海の上のピアニスト」(11月2日から京都芸術劇場春秋座)の合同取材会に出席した。

 映画にもなった伊文学の名作を舞台化。豪華客船内で生まれ、陸に下りることがないまま生涯を終えるピアニストを演じる。

 2016年に宝塚を退団した北翔は「歌劇団に20年いた。外の世界に挑戦したいという憧れと、怖いことがたくさんある未知の世界という部分で、共感できることがたくさんあった」と、主人公ノヴェチェントの姿に自身を投影した。

 ピアノデュオ・鍵盤男子の大井健(36)、中村匡宏(33)と共演。初演となった昨年の東京公演以来の男役にも「違和感はない。宝塚を卒業してから3年たつが、男装の麗人じゃないですけどそういうのが多い。男役、女役にとらわれず一人の人生を描けたら」と意気込んだ。

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