進次郎大臣「日本って堅い、古い」初入閣いきなり“苦言” 第4次安倍再改造内閣発足

 第4次安倍再改造内閣が11日、皇居での認証式を終えて発足した。安倍晋三首相(64)は衆院当選4回の小泉進次郎元復興政務官(38)を環境相に抜てきした。二階俊博幹事長(80)を再任するなど党四役の人事も決定した。閣僚19人のうち初入閣13人は安倍内閣で最多。女性は2人。注目を集める小泉氏は福島県を12日に訪問し、内堀雅雄知事らと会談する意向を表明した。また、自身のが育休取得について賛否両論が出ていることに「日本って堅い、古い」と“苦言”を呈した

 第4次安倍再改造内閣は11日午後、皇居での認証式を終えて発足した。環境相として初入閣が決まった小泉氏は、早速、福島県を12日に訪問し、内堀雅雄知事らと会談する意向を明らかにした。

 原子力防災担当相も兼務するとあって、「福島の中間貯蔵と除染の加速化は、東日本大震災の復興に欠かせない」と官邸で記者団に述べた。閣僚となって、即座に動く姿勢を示した形だ。閣僚としての課題には気候変動や紛争、貧困などを巡る国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った取り組みを挙げ「日本の強みが発揮できる分野で、世界に売り込みたい」と話した。

 衆院当選4回での入閣というサプライズ人事。8月7日にはフリーアナウンサーの滝川クリステル(41)と結婚(入籍は同8日)し、注目を集めた。滝川が年明けにも出産予定で、育休取得にも言及した。この日は育休に賛否両論が出ていることに「検討していると言っただけでこんなに世の中が騒ぎになっている。日本って堅い、古い」と“苦言”を呈した。

 安倍首相は11日夕に会見し、改革の目玉とされている小泉環境相について「海洋プラスチックごみ、気候変動など地球規模の課題に、若手ならではの斬新な発想での取り組みを期待している」と起用理由を明かした。また、第4次安倍再改造内閣に関しては「新しい時代の国づくりを力強く進めていくための布陣を整えた」と述べた。

 安倍晋三首相は午前に決めた自民党四役ら新役員人事と合わせ、憲法改正の実現に向けて政権基盤の強化を狙う。憲法改正論議については「自民党が憲法審査会でリーダーシップを発揮すべきだ」と述べた。

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