日テレ社長「イッテQ!」お祭り企画は「条件が整ったところで」再開の意向

 日本テレビが29日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。海外の祭りを紹介する企画で放送倫理・番組向上機構(BPO)から放送倫理違反を指摘された「世界の果てまでイッテQ!」について、条件が整ったところで該当の祭り企画を再開する意向を小杉善信社長が示した。

 小杉社長は「私達としては条件が整ったところで祭り企画は再開するつもりで現在準備しております」とした。今後の取り組みとして、「BPOの意見書を熟読し、何が我々に欠落していたかというのを、しっかりと胸にとどめですね、それを実践していく」ことで改善していくとした。「BPOの委員の方をお呼びして、クリエーターたちとの直接の対話」を行う予定があることも明かした。

 また、社内規定に基づき関係者の処分をしたことも明かしたが、詳細については明かさなかった。

 BPOは、週刊文春の報道でやらせ疑惑が指摘された昨年5月20日放送「ラオス・橋祭り」に加え、新たに17年2月12日放送の「タイ・カリフラワー祭り」も挙げ、「2つの祭りは番組のために現地で用意したものであった」と、2つの祭りが実在せず、現地のコーディネーターが用意したものと指摘した。

 この問題は、タレント宮川大輔(46)が世界の珍しいお祭りに参戦する人気シリーズ「祭り企画」のひとつで、昨年5月20日に放送されたラオスの「橋祭り」に関し、同年11月8日発売の週刊文春が、実際には開催されたことのない祭りを番組サイドがでっち上げ、セットの設置などが行われたとする疑惑を報じた。

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