京アニ支援金続々…2億7千万円超に 放火殺人事件から1週間

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火殺人事件が25日、発生した18日から一週間が経過した。

 同社の代理人弁護士は京都市内で会見し、同社が設置した口座に同日午後3時の時点で、約2億7432万円の支援金が集まったと明らかにした。受付口座は、24日午後6時に設置された。約1万4千件の振り込みがあったといい、代理人弁護士は「個人を中心に支援金が寄せられているのではないか」と話している。

 作品の舞台やモデルになった場所は「聖地」と呼ばれ、今でも多くのファンらが「巡礼」に訪れる。地元の観光関係者らは「美しい作品で取り上げられ、地域のPRにつながった」と感謝。自分たちが恩返しする番だと、募金活動を始める自治体も現れている。

 また、京都府警がDNA型鑑定で犠牲者34人すべての身元を特定したことが捜査関係者への取材で分かった。京都アニメーション側と協議し、近く公表する方針。

 犠牲者はいずれも20~60代の同社社員。損傷が激しい遺体が多く、府警は精密なDNA型鑑定を進めるとともに運転免許証や携帯電話などの所持品でも身元を確認し、家族らの心情を考慮し慎重に手続きを進めている。

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