吉本社長 退社辞さずの加藤浩次を「引き留めるか?」に明言せず
闇営業問題で揺れる吉本興業の岡本昭彦社長(53)が22日、都内で会見した。吉本所属の「極楽とんぼ」加藤浩次がこの日、日本テレビ系「スッキリ」で、「今の社長、会長体制が続くのなら僕は吉本興業を辞める」と経営陣の刷新を求めたことについて回答。反発を強めている加藤を引き留めるのか?という問いには明言しなかった。
岡本社長は会見で、辞任はせず、自身、大崎会長ともに1年間、50%の減俸にすることを発表。契約解除した雨上がり決死隊・宮迫博之の処分を撤回すると説明した。加藤とは、この会見終了後にミーティング(個別面談)を持つことも明かした。
加藤の会社批判についてどう思うか、との質問には「まずはきちんと話して、(吉本に)残っていただきたい」と回答。加藤を引き留めるのか?と追及されると、「まずはきちんと話して、意思確認を…」とYESでもNOでもない回答となった。
加藤は22日朝に放送された「スッキリ」で「今の会社の状況、大崎さん、岡本さん、皆怖がってる」と社内の風通しの悪さを指摘し、「今の体制でこの体制、今の社長、会長体制が続くのなら僕は吉本興業を辞める」と退社も辞さずの覚悟を明言。経営側の刷新を強く求めていた。
岡本社長は加藤の発言について「(怖がられることは)ないとは言えないと思います。全員が、しゃべりやすいとか、そういうところまで至ってないと思います。それは僕の力不足と、僕の反省するところだと思います」とコメントした。