京アニ放火男一方的に恨み? 大量殺傷狙い周到に準備か 12年にはコンビニ強盗で服役歴

 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオの放火事件で19日、1階から救出された男性1人の死亡が新たに確認された。死者は計34人になった。

 京都府警は同日、記者会見し、身柄を確保した男は住所、職業不詳の青葉真司容疑者(41)と発表。逮捕されていない段階での氏名公表について、府警幹部は「事案の重大性を鑑みた」と説明した。

 青葉容疑者は身柄確保の際に「ガソリンに火を付けた。小説を盗んだから放火した」と放火を認める説明をしていた。府警は同容疑者が同社への恨みを一方的に募らせ、大量殺傷を計画した疑いがあるとみている。

 関係者によると、青葉容疑者は2012年に茨城県でコンビニ強盗事件を起こし、懲役3年6月の実刑判決を受けて服役。精神障害があったことから、出所後には福祉サービスが受けられるよう国が支援する「特別調整」の対象になっていた。

 同社の八田英明社長は取材に応じ「(建物内部)の机が真っ黒に燃えて、見るに堪えない」とコメント。作品資料などの大半が焼失したことを明かしたが「公開を控えている作品もあり、公開したい」と意向を示した。

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