嵐「ワクワク学校」退任…今年限り 二宮「つないでいってくれる」後輩に継承へ

 嵐が、東日本大震災が発生した2011年からチャリティーとして行ってきたイベント「嵐のワクワク学校」を、今年限りで退任することが30日、分かった。この日、東京ドームで「ワクワク学校2019 時空を超えてJUMP!すべてが愛おしくなる修学旅行」の最終日公演を開催。嵐は来年いっぱいでの活動休止を発表しているが、メンバーはデビュー20周年を迎えた今年をひとつの区切りとし、「ワクワク学校」を後進に引き継いでいく意向を明らかにした。

 公演のフィナーレ。5人が、卒業ならぬ“退任”を発表した。二宮和也(36)は「僕たち嵐の『ワクワク学校』は、ひとまずこれが最後になります」と切り出した。

 8年前、東日本大震災復興支援イベントとして、5人が「日々是気付(ひびこれきづき)」をコンセプトとした「ワクワク学校」を“開校”した。以降、恒例イベントとして確立され、人気を博してきた。

 2020年末の活動休止まで1年を残し、今年での任務終了を決めたのは、デビュー20周年という節目であることはもちろん、後輩たちに引き継ぐ猶予を設けたいという意向もあるという。どの後輩グループが継承するかなどすべて未定だが、二宮は「伝えたいことは伝えられたと思います。次の世代が意志をつないでいってくれる」と会場の4万5000人のファンに語りかけた。

 今年は「修学旅行」をテーマに、嵐先生が、助手役のHey!Say!JUMPとともに「音楽」「ハワイと嵐」「ダンス」「衣装・ファッション」「写真」について授業を行った。相葉雅紀(35)が先生役を務めた「ハワイと嵐」では、ハワイでデビュー会見を行った当時を写真で振り返るなど思い出にも触れた。お気に入りのハワイの言葉「オレ ウア オレ アヌエヌエ(雨が降るから虹が出る)」を紹介し、「この言葉をぜひ覚えて帰ってください」と呼びかけた。

 今年は計4日間6公演を開催。例年同様、公演チケットとグッズの収益の一部は、東日本大震災の被災地などに寄付される。9年間で計42回公演を行い、今年で200万人の動員を突破。嵐先生の授業を受けた総生徒数は223万人となった。

 最後は、会場が一体となってワクワク学校校歌「ふるさと」を合唱。「ワクワクの種は人生のそこかしこにあります。これからも見つけていってほしい」と大野智(38)。5人が残した足跡は、後輩たちに継承されていく。

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