NHK CP逮捕を謝罪「綱紀粛正に努める」 事件前日は通常通り勤務
NHKが19日、月例の総局長会見を東京・渋谷の同局で開いた。木田幸紀総局長は、女性にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で、放送総局大型企画開発センターのチーフ・プロデューサー阿部博史容疑者(41)が逮捕された件を謝罪した。
「職員が逮捕されたことは大変遺憾です。事実関係を確認し、適正に対処いたします。コンプライアンス遵守の徹底をはかっているさなかに、誠に残念。綱紀粛正に努めてまいります」と述べた。
現在、詳細を確認中で、同局は「本人は覚えていないと言っているようですが、それ以外のことは分かっておりません」と現状を説明した。
事件があったのは2月23日未明。前日22日は午前10時に出社し、局内で打ち合わせなどを行い、午後7時ごろ退社したという。
阿部容疑者は2004年入局。「NHKスペシャル 震災ビッグデータ」「クローズアップ現代」などで、東日本大震災の震災ビッグデータやAI活用をテーマにした大型番組を制作しており、敏腕プロデューサーとして知られていた。