小林清志 次元大介は分身のようなもの…「ルパン」新作にも「やらせてもらう」
人気アニメ「ルパン三世」の原作者で、4月11日に肺炎のために亡くなった漫画家のモンキー・パンチ(本名加藤一彦=かとう・かずひこ)さんを偲ぶ会が14日、東京・青山葬儀所で営まれ、ルパンのキャラクター・次元大介の声を担当する声優・小林清志が参列した。
1971年のアニメ放送開始から次元の声を続ける唯一のオリジナルメンバーでもある小林は、スマートフォンに打ち込んだ哀悼の言葉を読み始めた。
「ずいぶん長いことやっているな。先生からは、色んなことを教わりました。男の色気、かわいらしさ、哀愁、それに子供っぽさ。それを表現するのが難しいぞ。俺より若いくせに先に逝きやがって、しょうがねえ先生だ。ダメだよ、先生。残念だ。残念だよ。ご冥福をお祈り致します」と独特の口調で無念な思いを表した。
故人と出会った当時も懐かしげに振り返った。「まさにモンキー・パンチだった。猿、モンキーの面影がある。よくつけもつけたり。最初の印象は強かったな」と語り、次元という役との出合いには「分身みたいなもんだな。小林清志か次元大介か、そんな感じになってきたね。(出合えて)幸せに決まっている。次元とは離れられない。もう少しやらせてもらう」と笑った。
今冬にはルパンの新作映画の上映が予定されている。まだ詳細が明かされていない作品ながら、小林は「CGでね。やるような話を」と制作プラン?をぽろりとつぶやくと、「わかんない…あんまり公にはできない」と言い直す場面もあった。