昨年１２月に男性２人から暴行される被害を受け、今月１８日の公演でグループを卒業するＮＧＴ４８の山口真帆（２３）が６日、横浜市内で自身最後の握手会に出席した。山口は握手せず、ファンと会話するのみの「お話し会」で、最後はファンにあいさつ。事件の詳細には触れず、「また皆さんに会えるように頑張りたいと思うので、またねって言わせてください」と、芸能活動続行の意志を示した。

　昨年１２月２３日以来４カ月半ぶりの握手会に、山口は「色んな不安があった」と率直に吐露した。それでも「皆さんとこうして会うことができて、うれしくて…私はすごく幸せでした」と振り返った。

　自身は必死に涙をこらえ、涙を流すファンには「泣かないでください～！」と、とびきりのスマイル。「昨日今日と握手会をやれて、このために生きてたんだって思うぐらい幸せでした。みんなに会うために私はアイドルになったんだなって思います」と、最大級の感謝を示した。

　最後は「アイドルとしては卒業しますけど、これから、また皆さんに会えるように、頑張りたいと思うので、『またね』って言わせてください」と芸能活動続行を示唆。「皆さん、またね！」と笑顔で叫ぶと、ファンからは「頑張れ！」という声援と、惜しみない拍手が送られた。

　ステージには共に卒業する菅原りこ（１８）、長谷川玲奈（１８）と、残留する村雲颯香（２１）も登場。村雲は号泣していたという。セレモニーに参加した４０代男性は「『またね！』っていう言葉が、すごく印象に残りました。また会うことができると思います」と、しみじみ話した。

　山口は昨年１２月、新潟市内の自宅で、男性２人から手で顔を押さえられるなどの暴行を受けたことを、今年１月にＳＮＳ等で告白。４月２１日に新潟市のＮＧＴ４８劇場で行われた公演で卒業を発表した。今月１８日に同劇場で、菅原、長谷川との３人で卒業公演を行う。