４月２７日のプロ野球「楽天－ロッテ」（楽天生命パーク宮城）で“遅延始球式”を行い、大炎上を招いたタレントの鈴木奈々（３０）が４日、レギュラー出演するＴＯＫＹＯ　ＭＸ「田村淳の訊きたい放題！」で謝罪した。

　鈴木は白いブラウスにストレートヘア、おとなしめのメイクという清楚（せいそ）な装い。司会の田村淳から「ちょっとなんか、鈴木さんが心穏やかじゃない日々が続いている…」と振られると、「初めて始球式に出させていただいて、出演させていただいて、ホントに皆さんに迷惑かけてしまって、ホントに申し訳ない気持ちです」と謝罪した。

　スマホで映像を見たという隣席の文筆家・古谷経衡氏が「奈々ちゃんは何も悪くない」などと鈴木をかばい、淳も「始球式がほんのちょっと遅れたくらいで叩くっていう寛容じゃない人ばかりじゃないから」と慰めた。

　それでも鈴木は「その時、雨も降ってて寒かったので、それで私が素早く投げることができなくて、ホントに申し訳ない」と恐縮しきり。「次とかダメ。なんかホント申し訳ないから」「ホントに野球ファンの方と選手の方に、ホントに迷惑をかけて」と、泣き出しそうな声で謝罪を続け、何度も頭を下げていた。

　当日はマウンドに上がった鈴木が、打席のロッテ・荻野、先発マスクの楽天・嶋に「待って待って」を連呼。「行きます！」と１０回以上叫びながらボールを投げず、投球モーションを一度やめる演出も加え、後方に待ち構えていたマスコットをずっこけさせた。

　ただし、冷たい雨が降っており、試合開始も目前。「ボークだぞ」と笑っていたファンも次第にいら立ち、「早く投げろ！」と怒号が飛び交った。マスコットが腕時計を指すポーズで催促し、鈴木はようやく投球。捕手の手前でバウンドし、「うわー」と悔しそうにうずくまった。その後、猛ダッシュでベンチへと下がった。

　遅延始球式の影響で、試合開始は４分遅れとなった。