南キャン・山里 驚異のレギュラー16本!時代またぐ人気の理由は“カメレオン”

 南海キャンディーズの山里亮太(42)がノッている。MCを務める新番組が、4月から3つスタート。これでレギュラー本数はテレビ、ラジオ合わせて16番組と、平成から令和にかけた“山ちゃんフィーバー”が起こっている。新番組の1つとなるTBS系「メイドインジャパン!」(月曜、後9・00)の第2回(6日放送、後7・00から3時間SP)収録後に直撃。引っ張りだこの理由を探った。 

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 赤眼鏡におかっぱ頭が山里のパブリックイメージだろう。でも、近くで見ると、思っていたビジュアルと少し違う。10年かけて見た目を改造してきたという。

 「昔は“気持ち悪い”を武器に戦ってきたんですけど、最近は毛先を遊ばせたり、見栄えにも気をつけ出しました。おかっぱから、10年計画で変えていったんです。切るたびに前髪を薄くしていった。10年間かけて“気持ち悪い”以外の武器を勉強しようと思ってやってきたので」

 計画の成功を示すように、4月からMCの新番組が3つもスタート。NHK「逆転人生」では実際にあったどんでん返しの物語を追い、テレビ東京系「ひねくれ3」では成功者たちの生き方を独自の視点で味付けする。

 TBS系「メイドインジャパン!」は、日本に住む外国の人々が故郷に里帰りし、日本のよさを伝えるバラエティー。VTRにそっとコメントを添える、山里の引いた距離感が印象的だ。「『メイドインジャパン!』で下ネタを言うわけにもいかないので」とボケつつ、根底にあるのは「感謝」だと明かした。

 「ゲストの方やVTRが、いかにありがたいものかを感じているってことですね。VTRが面白いから、その感謝として、どうコメントしたらお邪魔にならないか、とやっている。ずっと人の顔色を見て、生きてきた人間なので、そこで使ってもらえているのかなって思ってます」

 歯に衣着せぬ毒舌や個性の強さで多くのMCを担当する坂上忍(51)やマツコ・デラックス(46)らとは違うカメレオンスタイル。福田健太郎プロデューサーは「いろんな番組をやられているんですが、番組のカラーに合わせるのが天才的。相手が何をしてほしいのか、天性で分かっている」と絶大な信頼を寄せる。

 何色にも染まれる“受け”の手腕は、漫才で磨いてきたものだという。「基本的にカウンターを狙ってるタイプ。漫才で培ってきた自分のスタンスが、センターマイクがなくても他の現場で生きるというのが芸人として一番幸せな形だと思う。それに近いことをやらせてもらえていることはありがたいなと思います」。まじめに語ると「MCの空気出てますよね?自分でも出てるなぁと思いながらしゃべってました」と、表情を崩した。

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