トニー賞ノミネート作品が発表 ケリー・オハラ、アダム・ドライヴァーら候補に

 演劇・ミュージカル世界最高峰の賞となるトニー賞のノミネート作品が日本時間の4月30日に発表された。最多ノミネートは「ハデスタウン」で13部門14ノミネート。また80年代に大ヒットした映画のミュージカル化となった「トッツィー」「ビートルジュース」も作品賞などにノミネートされた。

 ミュージカル部門で圧倒的な強さを見せている「ハデスタウン」はギリシャ神話のオルフェウスとエウリディケの物語を現代化したもので、カントリーミュージシャンのアナイス・ミッチェルのコンセプトアルバムから発展したミュージカル。ミュージカル作品賞の他、主演女優賞、助演男優賞が2人、助演女優賞、演出賞、脚本賞でノミネートされた。

 15年に渡辺謙と共演した「王様と私」でミュージカル主演女優賞を受賞したケリー・オハラが「キス・ミー・ケイト」で主演女優賞にノミネートされており、2度目の受賞に期待がかかる。

 また、演劇部門では「ザ・フェリーマン」「アラバマ物語」が9部門でノミネート。演劇主演男優賞には、「スターウォーズ」で注目を浴びたアダム・ドライヴァーが「BURN THIS 焼却処分」でノミネートされている。

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