尾上菊之助 宮崎駿監督に感謝…長男が丑之助としての初舞台に書いてもらった

宮崎駿監督が描いた七代目尾上丑之助初舞台の「祝幕」の絵=東京・コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
宮崎駿監督が描いた七代目尾上丑之助初舞台の「祝幕」の絵を披露する尾上菊之助(左)と鈴木敏夫氏=東京・コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
宮崎駿監督が描いた七代目尾上丑之助初舞台の「祝幕」の原画を披露する尾上菊之助(左)と鈴木敏夫氏=東京・コートヤード・マリオット銀座東武ホテル
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 歌舞伎俳優の尾上菊之助(41)とスタジオジブリの鈴木敏夫代表取締役(70)が11日、都内で行われた七代目尾上丑之助初舞台「祝幕」発表会見に出席した。この「祝幕」は、菊之助の長男・寺嶋和史君(5)が東京・歌舞伎座の「團菊祭五月大歌舞伎」で丑之助として初舞台を踏むのを祝う特別な引き幕で、高さ7・1メートル、幅30・3メートル。絵はジブリの宮崎駿監督(78)が描いた。

 宮崎監督が絵を描くことになったのは「風の谷のナウシカ」と歌舞伎の縁。12月に東京・新橋演舞場で新作歌舞伎「風の谷のナウシカ」が上演されることになっており、菊之助が主演を務める。鈴木氏は「『風の谷のナウシカ』がご縁で菊之助さんから祝幕を書いていただけないかとお話があった。仕事には断っていい仕事と引き受けなければならない仕事がありますが、これは断れないなと。何が何でも(宮崎監督に)書いてもらわないと困ると思いました」と会場を笑わせた。

 菊之助からは「息子が演じる演目は牛若丸です」と伝えられ、鈴木氏と宮崎監督が相談した結果「牛若丸には弁慶が出てくる。弁慶だったら五条大橋でしょう」という意見で合致。宮崎監督は目の前でラフを書き始め、弁慶の七つ道具などを調べ、絵を完成させた。

 菊之助は絵を見た和史君の様子を「とっても喜んでました。(牛若丸は)自分に似ている所もあるようで、これ僕って言ってました」と報告した。自身も本来は作品にはない弁慶の初役を演じることになり「弁慶を書いていただいて、出ない訳にはいかない」と苦笑いしていた。

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