芥川賞作家で、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹（３８）が５日、都内で行われたテレビ東京系「新美の巨人たち」（６日スタート。土曜、後１０・００）の会見に出席した。

　２０年目を迎えた「美の巨人たち」のリニューアル初回のアートトラベラーとして、フランスの画家クロード・モネ「睡蓮の池」を鑑賞した。プライベートでも美術館に足を運ぶアート好きは、「テーマに対してここまで真摯（しんし）に向き合うことが出来るんだなと、すごみを感じました」と巨匠の作品に圧倒された。

　アートトラベラーに勧めたい“アート芸人”を問われると、「相方の綾部（祐二）さんもアートが好きで美術館に好んで行く」と推薦。綾部の自宅で鍋パーティーをした際、綾部が後輩に「座るイスじゃなくて作品だから座るな」と注意していたというエピソードも披露。相方の芸術愛を紹介して笑わせた。

　オランダの画家ゴッホ好きでもあるといい、「『夜のカフェテラス』がオランダにあるのかな。行きの交通費は出すので行ってみたい」と希望した。現在、執筆中の小説には、「『夜のカフェテラス』『星月夜』が出てきたりはしてます」とゴッホの作品が登場することも明かしていた。