プリマ旦那、新元号入れて改名「令和喜多みな実」 5・1始動

プリマ旦那の野村尚平(左)と河野良祐
「令和喜多みな実」への改名を発表したプリマ旦那の河野良祐(左)と野村尚平=大阪・よしもと漫才劇場
「令和喜多みな実」への改名を発表したプリマ旦那の河野良祐(左)と野村尚平=大阪・よしもと漫才劇場
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 結成11年のお笑いコンビ・プリマ旦那が1日、新元号「令和」の発表を受け、コンビ名を「令和喜多みな実(れいわきたみなみ)」に改名することを発表した。新元号が施行される5月1日に大阪・なんばグランド花月で「襲名披露公演」を行い、新スタートを切る。この日、大阪・よしもと漫才劇場で開催した単独ライブ「三八旦那」のエンディングで新コンビ名を明らかにした。

 野村尚平(30)が、手にした「令和喜多みな実」としたためた書を披露。意外な名前だったが、300人超の観客からは拍手が起こった。野村は「(2人とも)大阪出身なんで梅田、なんば、キタ、ミナミ。(将来的に)北から南まで漫才ができるような漫才師になりたい。喜びが多く、みな(皆)実るように、皆さんに幸せを運べるような漫才コンビになりたい」と説明すると、再び拍手が。河野良祐(32)は「令和とついてるけど、がっつり昭和感がある」と笑わせた。午前11時40分すぎの発表後、2人でほぼ思いが一致していた「喜多みな実」に最終決定したのは午後2時ごろだった。

 養成所・NSC30期生で尼神インターらと同期の2人。「プリマ旦那」はNSC時代の講師から命名されたものという。野村はデビュー当時に千鳥・ノブ(39)から「なんじゃ、プリマ旦那って。西日本一、ダサいな」と言われたことを振り返り、「当時21、22歳。いじってもらったというより、変な名前なんやって」とショックを受けたと明かした。

 その後、定着したことで愛着もあるというが、ともに30代を迎えた2人は「花月でやれるだけ漫才をしたい」と覚悟が決まった。野村は「年を重ねても恥ずかしくない名前。漫才師然としたコンビ名に変えたいと」と経緯を明かした。

 「のるか・そるか」「のらり・くらり」「トラオ・タツオ」などの候補から選んだ「喜多みな実」。河野は「(全)47画。47都道府県を漫才で回れたら」と希望した。ノブの反応が気になるかを聞かれると、河野は「ノブさんはノブ小池からノブに戻した」と指摘。野村が「そんなノブさんに言われたくない」と相づちを打ち、新コンビ名への強い思いを明かした。

 また、エイプリルフールでの発表となったが、野村は「懸念があったんで、エイプリルフールは午前中限定で、人を傷つけないウソと意味合いを調べた」と本気ぶりをアピール。次回の改元での改名も否定した。

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