内田裕也さん死去 中村泰士氏「お互いの生き方を認め合い飲み明かせた」

 ロック歌手で映画俳優としても活躍した内田裕也(うちだ・ゆうや、本名雄也=ゆうや)さんが17日午前5時33分、肺炎のため都内の病院で死去した。79歳。兵庫県出身。葬儀・告別式は近親者で行い、お別れの会は後日予定。裕也さんが1950年代に結成したバンド「ブルージーン・バップス」のメンバーで、旧知の作曲家・中村泰士氏(79)が18日、同じ時代を生きた裕也さんの悲報を嘆いた。

 事務所を通じた追悼談話で、中村氏は「同じ時代にロックンロール魂を青春として、音楽の表現はそれぞれに違うが、私の中にも内田裕也さんと同じロックンローラーの血が流れています。戦友を亡くした感があり、とても寂しい思いがします」と無念の思いを語った。

 同期の歌手佐川満男(79)と5月に開く80歳の記念ディナーショーに、裕也さんをシークレットゲストで招こうとしていたことを明かし「にわかには悲報を受け入れられないでいます」と戸惑いを隠さなかった。

 近年になって、一緒に飲むことが何回かあり、裕也さんがサングラスを外し「同じ時代を生きた人間として、中村が取った2度のレコード大賞は俺の宝でもある」と言ってくれたことも明かした。中村氏は「そしてお互いの生き方を認め合い飲み明かせた」と喜び、それだけにさみしさが募る心境を吐露。「『ご冥福を…』はまだ心の準備がなく言えませんが、精神を張り詰め、時代を飛び回った内田裕也さんに少しゆっくり休んで下さいと声を掛けています」とねぎらった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス