ひとり芸Ｎｏ．１を決める「Ｒ－１ぐらんぷり　２０１９」の決勝大会が１０日、フジテレビで行われ、昨年１２月にコンビでＭ－１グランプリを制した霜降り明星・粗品（２６）が優勝。史上初のＭ－１＆Ｒ－１制覇の２冠を達成した。

　昨年の決勝大会でも見せた、得意のフリップ芸で今年も勝負。ブロック戦では、ピン芸人のおいでやす小田（４０）と同点となったが、票を入れた審査員の数で上回った。ファイナルでもセルライトスパ・大須賀健剛（３４）と７票同士で並んだが、再び規定により優勝。２５４２人の頂点に輝き、賞金５００万円を手にした。

　Ｍ－１との初の２冠、大会初の同点規定適用、２６歳２カ月での最年少Ｖと、初めて尽くしの優勝。Ｍ－１優勝後も「Ｒ－１の借りはＲ－１でしか返せない」と宣言していただけに「最高の気分です。しっかり優勝できて良かったです」と会心の笑み。次なる目標を問われると、「とにかく、霜降り明星としてもっと売れたい」と貪欲に語った。