小沢一郎氏、統計不正問題の“お友達調査”に怒り 「全て闇に」
自由党の小沢一郎共同代表(76)が8日、公式ツイッターを更新。厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題を巡り、“第三者”であるはずの特別監察委員会の中立性に疑問符がついていることを受け、「政府の不正行為は全て闇に葬られることになる」と危機感を募らせた。
監察委の樋口美雄委員長が厚労省審議会などの委員を歴任していたことから、中立性を疑問視する声が出ている。小沢氏は「不正が起きるたびに、お友達の監察委員だか何だかを連れてきて、『不正はありませんでした!が、一応再発防止には努めます』でおしまい。誰も責任はとらず国と国民の損失だけが残る」と批判した。
樋口委員長は2月28日に隠蔽の有無について「グレー」としたが、今月6日、厚労省の担当者に事実を隠す意図があったかについては“直接ただしたわけではない”とする主張を展開した。野党は「うそをついていたけど隠蔽じゃない」という皮肉と共に改めて調査を求めたが、根本匠厚労相は応じない考えを示した。
こうした一連の流れについて、小沢氏は「こういうことだと、今後、政府の不正行為は全て闇に葬られることになる。我々は、しっかりと認識しなければならない」と警鐘を鳴らした。
