NHK朝ドラ5年半ぶり男性主人公 「マッサン」の玉山鉄二以来

 2020年度前期のNHKの連続テレビ小説の制作発表会見が28日、都内の同局で行われ、主人公のモデルが、プロ野球・阪神タイガースの球団歌で、「六甲おろし」の通称で愛される「阪神タイガースの歌」を作曲した作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏であることが発表された。タイトルは「エール」。古関氏をモデルとした主人公・古山裕一は俳優・窪田正孝(30)が演じる。会見に出席した窪田は「愛されている応援歌なんだなというのを感じました」と「六甲おろし」への思いを語った。

 連続テレビ小説の男性主人公は、2014年度後期の「マッサン」以来5年半ぶりで、通算102作中11作目。近年は、主人公が女性の作品が大半だけに、窪田はオファーを受けた際の心境を「『朝ドラで主役?僕は女性と思われているのかな?』と…。NHKの朝ドラって、女性がヒロインで主役だよなって、最初に思いました」と語って笑いを誘った。

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