女優の仁科亜季子(65)を脅し現金を要求したとして恐喝未遂罪に問われた、神戸市中央区の元暴力団組長笠岡和雄被告(74)に、東京地裁立川支部は26日、懲役2年(求刑懲役4年)の判決を言い渡した。
宮本孝文裁判長は判決理由で「醜聞が表に出ては困るという弱みにつけ込んでおり、精神的苦痛は軽視できない」と指摘した。判決によると、元組員らと共謀し、15年5月ごろ、現金4600万円の債権を持っているとして「誠意ある返答がない場合はインターネット上に投稿する」などと書いた手紙を仁科の自宅に送り、現金を脅し取ろうとした。