岸部清さん通夜に500人参列 千昌夫「社長がいなければ僕はいない」

 11日に心不全のため88歳で亡くなった元「第一プロダクション」代表取締役社長の岸部清(きしべ・きよし)さんの通夜が18日、東京・青山葬儀所で営まれ、歌手の千昌夫(71)、小林幸子(65)、五木ひろし(70)ら500人が参列した。

 「第一プロ」で代表曲「星影のワルツ」を大ヒットさせた千は「ここまで千昌夫が仕事できているのは、岸部社長のおかげです。楽曲に対する判断が的確で、常にポジティブ。困ったことがある時に会いに行くと、モヤモヤがぱっと取れた」と、故人をしのんだ。

 「星影-」は1966年にレコードのB面として発売したものだったが、68年に第一プロに入り、A面として再発売。その後、一気に火がついた。当時、千は19歳で「2月1日に(第一プロに)入って、4、5月には(ヒットチャートの)ベストテンに出ていた。岸部社長がいなければ僕はいない」と感謝。19日の葬儀・告別式では弔辞を読む。

 小林も20歳から第一プロに所属し、5年目の79年に「おもいで酒」が200万枚の大ヒット。岸部さんから「何度同じ歌を歌っても慣れちゃいけない」と助言を受けていたといい、「私の恩人です」と目を潤ませた。

 祭壇には、豪快な人柄で愛された岸部さんをイメージし、胡蝶蘭やトルコききょうなどの大きめの花を700本使用。ひつぎには大好きだったどら焼きやざらめなどが納められた。戒名は大光明清居士(だいこうめいせいこじ)。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス