橋下徹氏、堺屋太一さんへの弔辞で号泣 「2025年の大阪万博、テープカットに」

 祭壇に飾られた堺屋太一さんの遺影=東京・青山葬儀所(撮影・開出牧)
 涙ながらに弔辞を述べる元大阪府知事の橋下徹氏=東京・青山葬儀所(撮影・開出牧)
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 多臓器不全のため8日に死去した作家で元経済企画庁(現内閣府)長官の堺屋太一(本名・池口小太郎=いけぐち・こたろう)さんの葬儀・告別式が17日、東京・青山葬儀所で営まれた。元大阪府知事で前大阪市長の橋下徹氏(49)、建築家の安藤忠雄氏(77)、菅義偉官房長官(70)ら約1000人が参列した。

 堺屋さんに口説かれて大阪府知事選に出馬した橋下氏は、声を震わせながら弔辞を読み上げた。「『これぐらいのむちゃをやらないと大阪は変わらないよ』と優しくサポートしていただいた」と号泣した。70年の大阪万博の企画を担当し、6年後の万博へ意気込んでいた故人を思いながら、「2025年の大阪万博、テープカットに立ってもらいたかった」と残念がった。

 堺屋さんと40年来の付き合いという編集者は「新しい元号の予測小説を書きたい。大阪万博まで生きたいと言っていた」と、著書「団塊の世代」「平成三十年」などに続く執筆を望んでいたという。普段着用していたスーツにネクタイを着せて見送ったと伝えた。

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