全身脱毛症告白のアイドル「少しでも病気を知ってもらえたら…」
アイドルグループ・エレクトリックリボンのPippiが15日、フジテレビ系「めざましテレビ」で、全身脱毛症を告白した経緯などを語った。Pippiは11日に更新したブログで、全身脱毛症となったことを告白している。
Pippiは一昨年の年末から耳の後ろあたりから髪の毛が抜け出す症状が現れた。「最初はツインテールのやりすぎかなって、そこまで深く考えなかったんですけど、その後ワーッと線を描くようにどんどん(髪の毛が)なくなってきて、これはまずいぞとなって近くの皮膚科に行ったんですけど」と打ち明けた。
髪の毛がどんどん抜けてしまう現実を目の当たりにして「アイドルを辞めなければいけないと感じました」と当時は絶望感に襲われたという。
ブログには大学病院でさまざまな検査や治療を行ったと記されているが「どれも効果はゼロ、、、2018年の夏が終わる頃には頭含め、全身のほとんどの毛が抜け落ちてました」。原因もまだはっきりとは分からないが、「命に関わる病気ではないので安心して下さい。もちろん感染もしません」とも記した。
アイドルとして、女性としても辛い病気には違いないが、Pippiはそこから前を向いた。「いろんなウィッグを被っておしゃれを、女の子を楽しむ」と、ブログにはさまざまなウィッグを被った写真をアップ。「ぴっぴは日替わりいろんな髪型楽しんでます」ともつづっている。
14日には、病気公表後、初ライブが行われたが「皆さんが温かいのはわかりきっているので、そこに向かって飛び込んでいく感じ」とカメラに笑顔を見せた。現在も投薬治療をしながらウィッグを使用。インタビュー途中では、ウィッグを脱いだ姿も見せた。「みんな丸刈り似合うじゃんって」と照れ笑い。
「5ミリぐらい映えて抜けちゃうの繰り返しで、ほぼほぼ生えてきてないです」という現状だが「誰も引いたり、可哀想って思わないと思ったので告白しました」とカミングアウトの理由を説明。「少しでも全身脱毛症という病気を知ってもらって、更に悩んでいる方にこういう生き方もあるよと伝えたいなと思って、今回告白させてもらいました」と笑顔を見せ、今後も「髪の毛が生えることを願って、アイドル活動をもっと頑張っていきたい」と語っていた。