将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(16)は30日、大阪市の関西将棋会館で指された八大タイトル戦の一つ、第45期棋王戦予選8組の準々決勝で中村亮介六段(33)を82手で破って、公式戦10連勝を決めた。
今年度の成績は、37勝6敗で勝率8割6分。中原誠十六世名人が1967年に達成した年度最高勝率8割5分4厘(47勝8敗)を上回っている。
また、同棋戦ではベスト4に進み、本戦トーナメントまであと2勝とした。藤井七段は前期、予選を突破して本戦に進んだが、前王位の菅井竜也七段(26)に敗れた。棋王戦では、3期連続での本戦入りを目指している。