宝塚「ベルばら」45周年公演に歴代キャスト集結 華やかに美しく名場面再現

 フィナーレで手をふる出演者ら 
 「ベルサイユのばら」のワンシーンを演じるオスカル役の稔幸(左)と水夏希 
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 宝塚歌劇団の代表的演目「ベルサイユのばら」上演45年記念公演「ベルサイユのばら45~45年の軌跡、そして未来へ~」(27日~2月9日=東京公演。2月16~24日、大阪・梅田芸術劇場)の公開げいこが26日、東京国際フォーラムで行われた。74年初演からの歴代キャストらが歌や名場面を再現。初代オスカルの榛名由梨(73)や初代マリー・アントワネット役の初風諄(77)らが思い出話に花を咲かす“レジェンド”トークで楽しませた。

 “ベルばらブーム”の礎を築いた榛名、初風、1975年にオスカルを演じた安奈淳(71)、汀夏子(72)がソロで曲を歌い終えると、ドレス姿の初風が「お元気でした?(私は)ウエストサイズが…」とユーモアたっぷりに口火を切った。

 「ベルサイユのばら」は漫画家・池田理代子氏(71)のコミックを原作に、74年8月29日に上演を開始。舞台化に批判的な声もあった中で演じきった榛名は、「(拍手が)ナイアガラの滝みたいなゴーという感じ。鳥肌が立ち、カツラの中で毛が立った。(そのような経験は)初めましてでした」と色あせない感動を熱っぽく伝えた。

 初演は大成功し“ベルばらブーム”は社会現象に。タカラジェンヌとファンにとっても「ベルばら」は特別な作品となった。初演から45年を迎える現在、通算上演回数は2000回を突破し、515万人を動員。汀が「演じられるすごさ、感動を改めて感じる」と語れば、安奈は「品を忘れないでやってもらいたい」と後輩へ思いを伝える一幕もあった。

 「ベルサイユのばらは不滅です」という語りも入った公演は、上演年代や役柄で公演毎にキャストが異なる。この日は、オスカル役の朝海ひかる(47)、アンドレ役の湖月わたる(47)が名場面「バスティーユ」を熱演するなど、歴代キャストによる豪華ステージで初日へ弾みをつけていた。

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