玉三郎、海老蔵の襲名イジる「息子さんのほうが期待できる」

京都2公演の取材会を開いた坂東玉三郎=大阪市内
京都2公演の取材会を開いた坂東玉三郎=大阪市内
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 歌舞伎俳優・坂東玉三郎(68)が21日、大阪市内で、3月の京都南座公演と、5月の京丹後公演の取材会を開いた。幼少時からを知る市川海老蔵(41)が来年に十三代目市川團十郎を襲名することに「僕の中ではまだ子供のイメージがぬぐえないんです」と心配そうにしてみせ「息子さん(長男・堀越勸玄くん)のほうが期待できる」と笑わせた。

 新團十郎への期待を聞かれると「歌舞伎の元祖ですから、そういうものをやっていくのか、あるいは新しい歌舞伎を作っていくのか」と注目していることを語った。

 ただ海老蔵を幼少時から知るだけに「まだ僕の中では子供のイメージがぬぐえないんです」という。海老蔵との会話は「あちらは敬語を使いますけど、私は江戸弁で対応しております『おい!』みたいに」と明かした。

 「彼には直言がいいんです。配慮してると真意が伝わらないから」と最近もかなり厳しいことをストレートに言っていることも明かした。

 また海老蔵の長男勸玄くんが八代目市川新之助を襲名することに「なんか歌舞伎の資料を一日中ビデオで見てるっていうから、海老蔵君より期待できる」とニヤリ。「(海老蔵が)子供に教わるところがあると言ってましたんで、良かったなと思ってます」と話した。

 また長女の麗禾ちゃんについても「娘さんも、舞台を見て『パパきょう良くなかったよ』って言うらしいです。私と同じ思いみたいです」と笑わせた。

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