松本人志、M-1暴言騒動の背景 自分も含めた「審査員に対するうっぷん」

 ダウンタウンの松本人志が9日、フジテレビ系「ワイドナショー」に出演。「M-1グランプリ2018」終了後のとろサーモン・久保田かずのぶと、スーパーマラドーナ武智正剛が審査員の上沼恵美子にSNSを通じて暴言を吐いた騒動について初言及。2人の愚行を斬りつつも自分も含めて「審査員に対するうっぷんがたまってるんやろな」と心情を慮った。

 開口一番、2人の暴言騒動を「ハロウィーンで騒いでた人たちと変わらない」とバッサリ斬った松本だったが、プロがプロを審査することの難しさ、意義も訴えた。「(2人は)上沼さんのことだけを言ってるんじゃないと思う。僕のことも含まれてると思う。審査員に対する、うっぷんみたいなのがたまってるんやろなと思う」と話し、芸人人生を懸けて大会に挑んでいる後輩たちに一定の理解も示した。

 過去に後輩から「あなたたち、もう現役で漫才やってないでしょ」と指摘されたことがあると明かし「彼ら(久保田と武智)がそう思ってるかは知らないですよ。そう思ってる出場者はいると思うんですよ。それを言われたらしょうがない」と続けた。

 それでも「プロが見てるっていう緊張感の中でエンターテインメントは向上していく。一般の人に向けての笑いばかりやってると、下がっていく」と発言。「だからと言って俺が審査員やりたいわけやないよ」としつつもプロがプロを評価する意義を主張した。

 松本が審査員を務めるきっかけは島田紳助さんだったといい「十何年前に紳助さんに、『お前はやる義務がある。お前にあこがれて入って来たやつが、いっぱいおる』と言われて」とその経緯を明かした。

 久保田と武智に対しては泥酔状態でSNSを発信したことへの批判も高まっているが、松本は違う視点を披露。「いくらお酒を飲もうが、全く思ってないことは言わないでしょうから。僕はそこはごまかしちゃいけないと思う。それを怒ってもしょうがない。思ってることをね」と語り、後輩たちの“本音”であり“心の叫び”を封じることはできないとの姿勢だった。

 昨年優勝のとろサーモン・久保田と、今年のファイナリストだった武智は2日の「M-1」放送後に泥酔してインスタライブを配信。久保田は「自分の感情だけで審査せんといて」、武智も「オバハンにはみんなウンザリ」などと暴言を吐いていた。

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