えなり号泣 赤木春恵さんと別れ“おばあちゃん”へ「素顔は本当は優しい方だった」

 涙を流しながら赤木春恵さんとの思い出を語るえなりかずき
 舞台写真などが飾られた赤木春恵さんの祭壇=杉並区の築地本願寺和田堀廟所(撮影・棚橋慶太)
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 先月29日に心不全のために94歳で亡くなった女優の赤木春恵(あかぎ・はるえ、本名小田章子=おだ・あやこ)さんの通夜が3日、東京・築地本願寺和田堀廟所で営まれた。俳優・武田鉄矢(69)、女優・名取裕子(61)ら友人、関係者ら約700人が参列。“渡鬼ファミリー”の俳優・えなりかずき(34)は感極まって号泣し、“おばあちゃん”との別れを惜しんだ。葬儀・告別式は4日、同所にて営まれる。

 ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」のテーマ曲が流される式場で“孫”が涙で別れを告げた。

 同ドラマで赤木さんが演じた小島キミの孫・眞(しん)を子役時代から務めていたえなりは、ガックリと落ち込んだ様子。「すごくさみしい。とても優しい方で小さいときから守っていただいた」と振り返った。赤木さんは劇中では、泉ピン子(71)演じる嫁を振り回すいじわるなしゅうとめだったが、「素顔は本当は優しい方だった」と回想。「それだけすごい人だったのだと思う」と、きっちりといやなキャラクターを演じ切った大先輩に敬意を示した。

 赤木さんが亡くなった後には、ひっそりと自宅へ弔問していたという。赤木さんへの思いを問われ「本当に優しい人で誰のことも悪く言わない人…」と号泣した。涙で言葉に詰まるえなりに替わり、同席した大和田獏(68)が「演技の家族じゃなくて本物の家族みたいだったから」。“孫”のあふれる思いを代弁していた。

 戒名は、優しい人柄という意味を込め「圓優院釋尼春慧」(えんゆういんしゃくにしゅんえ)。祭壇は、赤木さんが好きだったピンクと白のトルコキキョウなど5000本の花々で作られた。遺影は、87歳の頃に撮影されたお気に入りのニットに身を包んだ笑顔のショット。ひつぎには、赤木さんと縁の深い片岡千恵蔵さん、森繁久彌さん、森光子さんら俳優仲間から贈られた楽屋のれんがかけられた。

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