片岡仁左衛門「ジジバカです」、孫・千之助が跡継ぎ目指す決意表明に大喜び
歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(74)、片岡孝太郎(50)、片岡千之助(18)の三代が11日、初めて本格的に共演する12月の京都・南座公演「吉例顔見世興行」の会見を京都市内で行った。
現在、孫に稽古をつけている仁左衛門は「楽しみでもあり、心配です」と言いながらも、会見中は終始笑顔。千之助が、幼少時から「オーパ」と呼ぶ祖父について「僕はウルトラマンが好きでしたが、祖父はウルトラマンと同じくらいのヒーローでした」と語ると、仁左衛門は「ジジバカです」とニコニコ。
将来、仁左衛門の名を継ぎたいかと聞かれた千之助が「まずは祖父と父が言う、お客様に必要とされる役者になることを目指し、その後にお話を頂けたら光栄です」と答えると、仁左衛門は「的確な答えですな」と大喜びしていた。
仁左衛門も孝太郎も、千之助に強く歌舞伎役者になるよう求めたことはなかったというが、自然と千之助が歌舞伎役者を志すようになったという。仁左衛門は「これからどうなるか分かりませんが、父から教えを受けて、そして私なりに色々考えたものをやはり、立役として残したい気はあります」と語っていた。