「第31回東京国際映画祭」の各賞が2日、都内で発表され、元SMAPの稲垣吾郎(44)が主演した「半世界」が観客賞を受賞した。映画祭で作品を鑑賞したファンの投票で選出された。
登壇した阪本順治監督(60)は「オヤジの遺言でスピーチは短めにというのがある」と冗談めかして笑わせた後、「たくさんの人の投票の結果だと思います。伝わった人も伝わらなかった人も、見てくれたことに感謝します。みんなでお祝いします」とあいさつした。稲垣にとって新事務所に移って初の単独主演映画で、地方に住む同級生3人の生きざまが描かれている。