虎党・Char 矢野監督に熱望 ドラフトよりも「ミスタータイガース」育成

 熱烈な阪神ファンとして知られるギタリストのChar(63)が24日、デイリースポーツの取材に応じて、矢野燿大新監督(49)に“新ミスタータイガース”の育成を熱望した。

 最下位に沈んだ今季を、「こんなにホームランを打てない阪神を見たのは初めて。あんまりだよ!!」と嘆き節で総括。「掛布さんが2軍監督だった時の子たちが主戦力になってきているのは間違いない。去年、今年と1軍の現場を味わった20代中盤の子が、来年ひと皮向けてくれたら」と、ひいきにしている25歳の中谷将大選手を筆頭に、スラッガー覚醒をV奪還への鍵とした。

 「デカいのを打てる外国人助っ人もほしいけど、ミスタータイガースが出てきてほしい。田淵さん、掛布さんのように、1人ドスンといてくれるような。今の20代にはなれる実力があると思う」と名誉ある称号の後継者を心待ちに。今季2軍を日本一に導いた矢野新監督の手腕にも、「現役のときからまとめ役でしたし、20代の人たちとも合うんじゃないかな。虎の扱いは分かっているでしょう。適材適所を見抜いてくれるのでは」と期待を膨らませる。

 25日には運命のドラフト会議が行われる。大阪桐蔭・根尾昂選手(18)、藤原恭大選手(18)、金足農業・吉田輝星選手(17)と“金の卵”は多いが、「獲ってほしい選手はいません!!ドラフトは当たり外れがあるし、出なくてもいいと思う。2軍にいい選手が十分いるんだから、その子たちをきっちり育てて、虎らしい雰囲気を作ってほしい」と仰天の持論まで展開。猛虎復活を信じて、熱くほえていた。

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