開演直前に突如中止が発表された歌手・沢田研二（７０）の１７日・さいたまスーパーアリーナ公演の中止理由が、集客の少なさだったことが１８日、分かった。１７日時点では「契約上の問題が発生したため」と説明していた。

　沢田はこの日、一部メディアの取材に応じ、事前に会場に９０００人が入ると聞いていたが、実際には７０００人しかおらず客席が埋まらないと知り、中止を決断したと告白。「（同会場をいっぱいにする）実力がなかった」とした一方で、「僕にも意地がある」などとも語ったという。会場に赴いたファンには謝罪した。

　公式ホームページにもファンへの謝罪が掲載された。次公演は２１日の大阪・狭山市文化会館だが、同会館は１８日、本紙に、予定通り開催すると話している。