とんねるず、輪島さん追悼 石橋「一緒に遊んで頂き有難う」木梨「とにかく優しい」

 大相撲の第54代横綱輪島で、「黄金の左」と呼ばれた左差しの攻めにより史上7位となる14度の幕内優勝を果たした輪島大士さん=本名輪島博=が下咽頭がんと肺がんの影響による衰弱で、8日午後8時に東京都世田谷区の自宅で死去したことが9日、分かった。70歳。横綱北の湖としのぎを削って「輪湖(りんこ)時代」を築いた。廃業後はプロレスに転向。タレントとしてお茶の間も沸かせた。

 輪島さんはタレントとしてバラエティーでも活躍。相撲時代を知らない若い世代の間では「ワジー」の愛称で親しまれた。1990年代にバラエティー番組で共演したとんねるずは所属事務所を通じて、書面で追悼コメントを発表した。

 石橋貴明は、輪島さんと「とんねるずの生でダラダラいかせて!!」(日本テレビ)で共演していた定岡正二氏と一緒に、4年前に3人で食事したのが最後となったことを明かし、「相撲を見て来て一番大好きな横綱だったので、只々残念です。今迄一緒に遊んで頂き有難う御座いました。本当に花のある横綱でした。心よりお悔やみ申し上げます」と悼んだ。

 木梨憲武は「日本の大横綱にもかかわらずバラエティー番組で何年かご一緒させていただきました。私たちタレントにもテレビスタッフにもどんな人にもとにかく優しい輪島さん。いろいろな事を教わりました。ありがとうございました。心よりお悔やみ申し上げます」とコメントした。

 大の相撲ファンとして知られるミュージシャンでタレントのデーモン閣下もブログを更新し、輪島さんの訃報に「深い愁嘆を感じざるを得ない」とその死を悼んだ。

 2009年の初場所で輪島さんはデーモン閣下とともに約23年ぶりにNHKのテレビ解説者として出演。金銭問題から廃業となり、長く角界との関わりがなかった輪島氏だが、ブログによると「当時の北の湖理事長の取り計らいもあって解説者として出演され、長期にわたる角界との公式的な絶縁状が解消された」という。

 歌が大好きだった輪島さんの還暦時には新曲をプレゼントするも、咽頭がんが発覚し、新曲は幻に終わったことを残念がった。「角界を去る際は色々とあって良く言われないこともあった氏だが、実際は人と人とのつながりを大切にし気遣い深く、気さくで明るい人柄であった」と輪島さんの人柄をしのんだ。

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