歌手の加藤登紀子（７４）が１日、１９７１年から継続している「ほろ酔いコンサートツアー」（１１～１２月、９都市１０公演）の会見を大阪市内で行った。

　デビューから５３年、「病気でコンサートを休んだことはない」という加藤。先日、デイリースポーツに、９１年に乳がん手術を受けたことを明かし、ラジオ関西の自身の番組でも告白したが、「９０年末の『ほろ酔い』も普通にステージに立ち、お酒も飲み、絶対にバレないように。年明けに入院して手術を受けたんです」と休まずステージに立ったことを明かした。

　１２月には７５歳になる。「３回目の２５歳を迎え、人生は第４幕目のクライマックス」と位置づけ「これまでとは違うことも表現もできるし、歌い続けます」と生涯現役を宣言した。

　同い年だった樹木希林さんにも言及。樹木さんが７０年代に「お酒やめたのよ。１滴でも飲んでると、内田裕也を殴っちゃうから」と話していたことを明かした。一方で希林さんは「絶対に別れない」とも話していたそうで、加藤は「おもしろい方でした。最後まで仕事をされて、今は拍手を送りたいです」としのんだ。