ＴＢＳの高畑百合子アナウンサーが２８日、「ゴゴスマ～Ｇｏ　Ｇｏ　Ｓｍｉｌｅ～」内のニュースコーナーをこの日で卒業したが、報道フロアから期せずして湧き上がった拍手に号泣した。

　高畑アナは１５年１０月からニュースコーナーを担当。スタジオは名古屋だが、ニュースだけは東京のＴＢＳ報道フロアからの中継だった。「紐解いてみると固い言葉でも、実は面白いんだよというのがあるのに、どうしても伝える時間、２４時間通してテレビ局、すごく少ないんですよね。その中でも一つでも情報選んで、こんなことあるんですよ、面白いですねと共有できるこの時間はオアシスで、楽しみながらやらせてもらいました」と笑顔で感謝を述べた。

　ＭＣの石井亮次アナから、高畑アナはネタ帳を作ってニュースの情報をこまめにメモし、視聴者に伝えていた“影の努力”を明かされると、高畑アナはネタ帳の第１冊目を持参し「最初（のページは）は石井さんから頂いたメモを貼ってます。ありがとうございました」と呼び掛けた。

　ここまでは笑顔だったが、番組から用意した花束を受け取った瞬間、報道フロアから拍手が沸き起こったことから高畑アナは号泣。「私みたいな人間がニュースに受け入れてもらえるって思ってなかったので…。本当にずっとスポーツ担当してて、あんなやつがニュース読めるのかって絶対思われてると思いながら（やっていた）。こんな拍手をもらえるとは思ってませんでした」と両手で顔を覆って大泣きしていた。