２０１２年に５７歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さんの「七回忌追善　偲ぶ会」が２７日都内で行われ、歌舞伎界からは坂田藤十郎（８６）、市川海老蔵（４０）、中村獅童（４０）、市川中車（５２）、片岡愛之助（４６）らが参列。芸能界からも嵐の松本潤（３５）、生田斗真（３３）、藤原紀香（４７）らが姿を見せ約１２００人が故人をしのんだ。

　あいさつには勘九郎（３６）と七之助（３５）の２人の息子が立ち、勘九郎は「お父さんとは６年会っていないけど、長い休暇から“ただいま”と帰ってくるような気がします。父に会いたい気持ちが増しました」と父への思いを明かした。

　１０月に東京・歌舞伎座、１１月には東京・浅草寺境内の「平成中村座」で追善興行が行われる。勘九郎は「追善を父が必ず立つと言ってかなわなかった歌舞伎座と、全霊を傾けた中村座でできる」と感謝の言葉を述べ、七之助も「皆さまの父への愛と力を心に刻み、追善を勤め上げるが父への恩返しだと思っております」と誓った。