平尾家遺産バトル株主総会でも決着つかず 次男が著作権管理会社代表取締役に

 昨年7月に死去した作曲家・平尾昌晃さん(享年79)の個人事務所・平尾昌晃音楽事務所と音楽出版管理会社(以下、F社)の株主総会が26日、都内で行われた。

 平尾さんの三男で歌手の平尾勇気(37)と、平尾さんの3度目の結婚相手だった妻のMさんが60億円とも呼ばれる遺産を巡った泥沼バトルを展開しており、平尾さんの長男と次男の亜希矢氏(39)を含めた4人で話し合いがもたれたが決着はつかなかった。

 勇気は総会後に都内で会見し「兄弟と個人の気持ちを話すのはやめようと決めた」と多くを語らず。同席した弁護士が事実関係を説明した。

 株主総会を経てもバトルは終わらなかった。3兄弟と勇気の弁護士、Mさんと音楽事務所の顧問弁護士3人の計8人が出席。都内で午後4時に幕開けしたが、想定より長引き、勇気は予定より1時間遅れで報告会見を開いた。

 平尾さんの白いシャツに派手な黒ネクタイを締めて登場。前日のように怒りをぶちまけることはなく「兄弟で今日は決まったこと以上の個人の気持ちを話すのはやめようと決めました。兄弟を裏切るわけにはいかないので、すいません」と多くを語らなかった。

 同席した弁護士が、株主総会の事実関係のみを説明。音楽事務所の議案については話し合いを継続し「誰が株主なのか見解の相違がある。85%を占めるF社が株主かどうか。決まらないままでは何も決められない」と延長戦に突入した。

 F社の株主総会では「(代表取締役だった)Mさんが取締役になる議案が提出されたが選任されなかった」と報告。3兄弟が取締役となり、3人の合意で次男が新たな代表取締役になった。

 株主総会の2時間前には、3兄弟で“家族会議”を開いた。勇気は前日の会見で「兄弟は一枚岩」と話していたが、会議前に取材陣に囲まれた次男の亜希矢氏は「一枚岩ではない。1対1対2の状態」と認識のズレを明かしていた。少なくともその時点では、勇気とMさん、残りの兄弟2人という図式だったと見られる。

 株主総会を終えて“貝”になった3兄弟だが、勇気の所属事務所社長は「明日以降は話します」。数時間だけ口をつぐむ“兄弟の契り”を経て、勇気は今日27日、テレビ各局の情報番組をはしごする予定だ。

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