ベイビーレイズJAPAN解散ライブで涙と笑顔「幸せなアイドル人生」

ベイビーレイズJAPANの(左から)渡邊璃生、高見奈央、林愛夏、傳谷英里香、大矢梨華子=山梨県・山中湖交流プラザきらら
ベイビーレイズJAPANの(左から)大矢梨華子、傳谷英里香、林愛夏、高見奈央、渡邊璃生=山梨県・山中湖交流プラザきらら
2枚

 女性5人組グループ・ベイビーレイズJAPANが24日、山梨県・山中湖交流プラザきららでラストライブ「全虎が啼(な)いた!伝説の最高雷舞(クライマックス)」を開催し、解散した。

 JAPANの象徴たる富士山をバックにしたステージで5時間かけて“サンキュー”の39曲を届け、ステージに並んだ。5人とも目元をぬぐい、瞳を潤ませ、それでも笑顔を浮かべていた。

 リーダーの傳谷英里香(22)は「本当にメンバーがメンバーでよかったし、ベビレがベビレでよかったです。こんなにたくさんの愛をくれて、宝物をくれて、ありがとうございました」と感謝。今後は5人とも事務所に残り、女優などそれぞれの夢を追う。すでに舞台出演の決まっているメンバーもいるという。

 センターの林愛夏(23)は「今日のライブを最高のみなさんと迎えることができて、もう何の言葉もありません。それぞれ別の道に進んでいきます。応援してくれたら、とても励みになります。本当にありがとうございました」と、すがすがしい表情だった。

 ステージ後方の富士山が幻想的に映え、高見奈央(21)は「絶景じゃねえか」とニヤリ。声を詰まらせながら「ぶっちゃけ悔しくないと言ったらウソになります。でも、後悔はしてません。幸せなアイドル人生をありがとうございました」と言葉を絞り出した。

 最後は傳谷が生声で「6年間の感謝の思いを込めて…」と叫び、全員で「ありがとうございました!!」と頭を下げた。

 2012年5月に「ベイビーレイズ」として結成され、1人の離脱者もなく、この日を迎えた。初期には、ももいろクローバーZやAKB48ら人気グループのライブ会場近くでティッシュ配り。泥臭く活動する一方、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」の挿入歌「暦の上ではディセンバー」を担当し、13年には紅白歌合戦の夢舞台にも立った。

 翌14年、署名活動を経て念願だった日本武道館公演を実現するが、満席にならなかったとして改名。“アイドロック”の旗印を掲げ、ファンの感情を揺さぶる激しいステージングが持ち味だった。山あり谷ありの6年5カ月を駆け抜け、ステージを去る5人の背中にファン4000人の「ベイビーレイズ」コールがいつまでも降り注いだ。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス