新庄剛志氏、伝説の“追い越し満塁弾取り消し”での損失とは…

 阪神や米大リーグ・メッツなどで活躍した元プロ野球選手の新庄剛志氏(46)が23日、フジテレビ系で放送された「ジャンクSPORTS 秋の3時間SP」に出演。日本ハム時代の2004年に“サヨナラ満塁本塁打”を放ったが、喜びのあまり走者を追い越してしまい本塁打が取り消しになったことで約1億円の“損失”があったと衝撃告白した。

 プロ野球史に残る珍事が発生したのは04年9月20日、札幌ドームでのダイエー戦。プロ野球再編問題をめぐる2日間のストを経ての再開戦だった。乱打戦の末、12-12となり九回二死満塁で打席に立ったのは新庄氏。ダイエー・三瀬の初球143キロをとらえた打球は、左翼スタンドに飛び込む“サヨナラ満塁弾”。一塁走者・田中幸が新庄氏に抱きつく。直後、興奮した新庄が前走者を置き去りにして、二塁へ走りだした瞬間、アウトを宣告された。記録は「単打、打点1」で満塁弾は幻となった。

 野球規則7・08の(h)には「後位の走者がアウトとなっていない前位の走者に先んじた場合。(後位の走者がアウトとなる)」と定められている。この試合では、アウトが宣告される直前に三塁走者が生還していたため、単打で打点1が記録された。

 試合直後はサヨナラ勝ちの喜びもあって「勝ったからいいんです」などとコメントしていた新庄氏。しかし、この本塁打取り消しが後に重い形でのしかかる。

 シーズン終了後の契約更改時、球団とインセンティブ(出来高給)として結んでいた打点に「1点足りなかった」。同じく本塁打も「1本足りなかった」。それぞれ5000万円ほどのインセンティブがあったと言い、痛恨の“追い越し”で約1億円を取り逃がしたことを明かしていた。

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