桑原和男 約4カ月ぶり新喜劇復帰…小籔千豊の大先輩を思いやる心

舞台に復帰した桑原和男(前列左)と小籔千豊(前列右)=大阪市内
舞台に復帰した桑原和男(左)と川畑泰史=大阪市内
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 吉本新喜劇の桑原和男(82)が15日、大阪市内で行われた吉本新喜劇座長の小籔千豊(45)が主宰する音楽フェス「コヤブソニック2018」に登場し、約4カ月ぶりに舞台復帰した。桑原は5月中旬から体調不良のため劇場出演から遠ざかっていた。

 桑原は吉本新喜劇の前身「吉本ヴァラエティ」時代から在籍する最古参メンバー。この日、上演された新喜劇にサプライズで姿を見せると、「ごめんくださーい」とお決まりの“和子おばあちゃん”姿で登場。観客から「おー」と大歓声と拍手で迎えられた。

 今年で芸能生活64年。終演後にもう一度舞台に上がると「大変ですよ。『頑張ってもう一回、カムバックしないと』とか『静かに終わろう』とか考えますよ」と訴えた。

 小籔は電話で出演を直談判したと明かし、「長期間離れると、舞台が怖くなる感覚があるんじゃないかと思って。長く自宅療養していることが芸人・桑原和男の療養にはならないんじゃないか」と大先輩への思いを語った。所属事務所によると、桑原は現在も自宅療養を続けており、「回復に向かっている」という。

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